音声変化ミニ講座 [20] 音声変化の攻略方法

IY. 音声変化の攻略法

「攻略法」といっても、実はとてもシンプルです。
音声変化が聞き取れるようになるプロセスは、簡単に書くとこんな感じです。

[1]頻出する省エネ発音の音そのものを文字と照らし合わせて、相当数覚えこむ
自分で、出来るところまで真似をして発音してみる

[2]脳の中にデータベースが自然にできてくる。
文字と照らし合わせながら、さらに多くの省エネ発音を覚え続ける。

[3]文字なしで、さまざまなナマ英語音声を聞き続けて、聞き取りにくいものも
音声だけで聞き取る努力を続ける。

[4]やがて、たいていの音声変化、聞き取れるようになる。

スポーツと同じで、習うより慣れろ、です。
基本がとても大切です。

基本の部分で、へんな覚えかたをしてしまうと、あとあとまで悪影響があるところもスポーツと同じです。

音声変化の攻略では、上の[1] と [2] が基本部分です。

[1]頻出する音声変化の音そのものを文字と照らし合わせて、相当数覚えこむ
自分で、出来るところまで真似をして発音してみる。

[2]脳の中にデータベースが自然にできてくる。
文字と照らし合わせながら、さらに多くの音声変化を覚え続ける。

では、具体的には何をしたらよいのか?

この二つです。

1. スクリプトかトランスクリプトの入手できるDVDやストリーミングサービスの作品で、音声変化の使われているセリフを文字と照らし合わせながら何度も聞いて音を覚える。

スクリプトというのは、映画やテレビドラマの台本です。トランスクリプトというのは、
作品の実物を観ながら、誰かがセリフを書き出したものです。
映画の英文字幕というのは、実際のセリフとは違うことがよくあります。
ですから、できるだけ信頼できるスクリプト(トランスクリプト)を入手する必要があります。

スクリプト入手可能で おすすめの映画や海外ドラマについては、このサイトでこれからご紹介していきます。

2. DVDだけでは難しいのなら、音声変化教材を使って、頻出する音だけでも一気に覚えてしまう。

DVDで映画やドラマを使って音声変化を学ぶにはいくつかのハードルがあります。

まず、さまざまな種類の音声変化が、いきあたりばったりに出てくること。
そうすると、なかなかひとつの種類の省エネ音が頭の中に定着しにくくなります。
同じタイプの音は、まとめて集中的に覚えたほうが効果も高いし、達成感がわくものです。

また、あなたの知らないさまざまな語彙、特に新鮮な口語表現のほうに気をとられてしまって
音声変化への集中力が乱されがちなことです。省エネ発音のリスニング訓練は
同時にほかのことをいろいろやっていると 効率も効果も大きく落ちてしまいます。

また音声変化をあなたの脳に焼きつけるには何度も、そのセンテンスを聞き返す必要がありますが、
DVDでは細かい巻き戻し・聞き返しがたいへん面倒、という欠点もあります。

さらに、さまざまな省エネ発音を まんべんなくカバーするには、 よく選んだDVDを10本くらいはこなす必要がありますが、この選択が結構難しいのです。というのは、特に映画の場合、作品によっては省エネ発音の域を超えた、崩れたような発音が登場するので、 いきなりこうした発音を覚えこもうとするのは無駄だし、あまりに不明瞭な、とっかかりのない音が続くとやる気もそがれます。

こうした理由のために、張り切ってDVDでリスニング学習に取り掛かっても、挫折することが多いのです。

このハードルをクリアするには、市販の音声変化教材を活用できます。

市販教材の利点は、さまざまなパターン別に基本的音声変化が整理されていること。

私たちの脳というのは、たいへんよくできていますから、
たとえあなたが整理の苦手な人でも、同じパターンの音をまとめて聴きこんでいくと
脳が勝手に整理してくれます。

このサイトのミニ講座でも、いくつかのパターンをご紹介したので、この点は想像できると思います。

「省エネ発音」、「音変化」、「音声変化」、「くだけた発音」、「カジュアルな発音」などのキーワードで検索すればいくつか教材が出てきますが、まだ数は非常に少ないです。

ここでは手前味噌ですが、モゴモゴバスターをぜひチェックしてみてください。
省エネ発音をパターン分けしているのみならず、
一番つまづきやすい文頭の音声変化の聞き取りを徹底
変化した音のつまった短いダイアローグでたっぷりと実践練習をする、など
効果の高いノウハウが盛り込まれています。

また、使われる音声変化の度合いも、海外ドラマに登場するレベルであり
他の教材よりも高度、より実際的です。


さて、音声変化聞き取り能力獲得プロセスの[3] と [4] です。

[3]文字なしで、さまざまなナマ英語音声を聞き続けて、聞き取りにくいものも
音声だけで聞き取る努力を続ける。

[4]やがて、たいていの音声変化は、聞き取れるようになる。

ここで使えるのは、DVDはもちろん、さまざまな動画サイトが役立ちます。
Youtubeや、Hulu 等のストリーミングサイトを活用してください。お勧めは次の二つです。

YouTubeのサイトに行って、あなたの好きな俳優などの名前に interview とつけて検索してみたり、
興味のある映画やドラマのタイトルで、またはタイトルに trailer とつけて予告編を検索したりするなどいろいろ使えます。

また interview transcript という語に あなたの好きな人物の名前をつけて検索すると
運よければ、YouTube のインタビューからテキストを書き起こしたものが見つかることもあります。

Hulu はYouTubeと違って、アメリカの最新テレビドラマが丸ごと、そうです、部分的なクリップではなくて放送されたそのまんま、コマーシャル抜きで全部、無料で観れるという、なんともありがたいサイト。

テレビドラマでは、極端に不明瞭な発音は登場しないので、お気に入りの番組をHuluでみつけ、徹底的に、時には何度も同じシーンを繰り返したり、ノートをとったりして観ていけば、省エネ発音の聞き取りだけでなくもう、あなたの口語英語のコアの実力の部分が丸っきり違ってきます。

プロセスの基本にあたる[1]と [2] ができていれば、文字がなくても大丈夫です。
一度目で聞けなかったからといってめげないでください。

聞き取れない部分を絞り込んでいって、その一箇所だけ5~6 回は聞き直します。

聞こえたとおりに自分でもマネして発音してみます。

前後関係から、どのようなセリフなのか、構文からどのような言葉が来るべきなのか推測します。

それでも聞けなければ、ほうっておいて数日後にまた聞いてみます。
結構、これで、あっさりわかってしまうことが多いのです。
(最初に数回聞いてわからないと、無意識に間違った言葉のパターンをあてはめて聞いていることが
多いのですが、数日おくことで、このパターンの記憶がうすれて、率直に聞くことができます。)

それでもわからなければ、しばらく放っておいてから、また聞きましょう。

在のあなたが、本気で省エネ発音の聞き取りに取り組むのはこれから、という場合でも
ぜひ Hulu を開いて、おもしろそうなドラマを観てみましょう。

登場人物たちの言葉を、そのまま英語で理解して心底楽しんでいる、
そんなあなた自身の姿を想像してみましょう。

数ヵ月後、半年後?1年後?

もちろん、今のあなたの英語のレベルにもよりますが
学校で習う発音の基礎と、高校1、2年くらいまでの語彙と構文力があれば、
音声変化の学習そのものは数ヶ月から半年くらいで、実力を飛躍的に伸ばすことが可能です。
上の[1]を終え[2]が進行中の状態です。

[1]頻出する音声変化の音そのものを文字と照らし合わせて、相当数覚えこむ
自分で、出来るところまで真似をして発音してみる。

[2]脳の中にデータベースが自然にできてくる。
文字と照らし合わせながら、さらに多くの音声変化を覚え続ける。

映画や海外ドラマが聞き取れるということは
カジュアル口調な普通の会話、ナマ英語が聞き取れる、ということです。

ナマ英語の聞き取り能力を大きく伸ばして、「英語を勉強する」のでなく
「英語で人生を豊かにしている」人になってみませんか?

⇒音声変化攻略教材 モゴモゴバスター のサイトへ

コメント

  1. […] そんなふうに、最初のうちは、そのままデータとして蓄えていくだけでもいいのです。では、ミニ講座、最後のセクションでは「音声変化攻略法」について、お伝えします。 […]

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