音声変化ミニ講座 [17] 疑問詞や関係詞

II. 音声変化の14のパターン

このセクション II では、音声変化を14のパターンに分けました。もっとも頻繁に耳にするタイプの音声変化で、最低限知っておきたいものを取りあげています。

モゴモゴと聴きとりにくい部分の大半では、この14のパターンのどれか、あるいはいくつかが混ざって働いています。音声変化の度合いは人によってもっと強いこともありますが、まずはこのレベルの音をしっかりと把握することが基本です。それぞれのパターンの音を何度も聴き、出来る範囲で真似をしながら耳に焼きつけてください。

【パターン13】 疑問詞や関係詞が曖昧になる

疑問詞や、文中に登場する関係詞(関係代名詞、関係副詞)が
きわめて曖昧な音に変化することがあります。

疑問詞は本来は内容語なので、はっきり発音されるべきなのですが
文頭というのは、カジュアル英語では曖昧に発音されがちなので、ぼやけた音になったりする。
困ったものですがしょうがないです(笑)

音声変化の度合いが進むほど、 どの語も似通って聞こえてくるので混同しやすいのですが
相当曖昧な発音でも、センテンスの残りの部分や文脈(前後の文)をもとに推測できます。

(What’s) wrong?

(Why’s) that?

(Where’s)he from?

(When) do you go there?

関係詞も同様に、曖昧になっていきます。

Is that (who) you talked to?

His wife fainted (when) she heard the news.

<訳文>

1. 君が話した相手ってその人のこと?

2. その知らせを聞いて、彼の奥さんは気絶したんだ。

「音声変化の学習をするのに、どのくらいのレベルの英語力が必要か」という質問を
よく受けますが、文法(構文力)的には、高校1年か2年程度あれば充分です。
日常会話で使われる構文はそのレベルだからです。

ただ、英文をいちいち日本語に訳したり、英語の語順のままでは理解できない状態だと
問題です。上の最後の二つの例で関係詞が出てきましたが、この程度の文が、ほぼ瞬間的に
英語のまま理解できれば、とりあえず問題はありません。

音声変化の聞き取りには、モゴモゴ聞こえる部分にどのような言葉が来るべきか
素早く推測できるだけの構文力も必要になってきます。
ですから基本的な構文力がないと、学習に無駄が多すぎるのです。

映画や海外ドラマ、そして日常会話を理解するには、ニュース英語を理解するための
カタイ言葉や長文読解力はなくてはならないものではありません。
(もちろん長い目で見ればこうしたものも大切です。)

むしろ大切なのは、基本的発音(スペリング通りの、発音記号で表わされる発音)を
きちんと把握しているかどうかです。音声変化は基本的発音をラクして省エネして発音することで、音声変化が起きてるわけですから、基本の土台がぐらぐらだと、覚えるにも効率が悪いです。

さて、次は破裂音の消えるパターンを見てみましょう。

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