音声変化ミニ講座 [7] Center セナー のT

II. 音声変化の14のパターン

このセクション II では、音声変化を14のパターンに分けました。もっとも頻繁に耳にするタイプの音声変化で、最低限知っておきたいものを取りあげています。

モゴモゴと聴きとりにくい部分の大半では、この14のパターンのどれか、あるいはいくつかが混ざって働いています。音声変化の度合いは人によってもっと強いこともありますが、まずはこのレベルの音をしっかりと把握することが基本です。それぞれのパターンの音を何度も聴き、出来る範囲で真似をしながら耳に焼きつけてください。

【パターン2】 Center セナー のT (T が、その前のN に吸収されて弱くなるか消える)

T の省エネ発音の2番目は こんな音です。

T がその前にくるNの音に吸収されたように省エネします。
N の一部、またNの延長のようにも聞こえます。

この音を覚えやすいように「Center セナー のT」と呼ぶことにします。

このパターンは、N のあとに T が、さらに T のあとにアクセントがない母音か L の音がくるときに
起こります。

ちょっとメンドウかも知れませんが、これは知っておくと便利なので、
簡単に公式のようにして書いてみます。こんなふうにすっきりと書けます。

「nt + (アクセントのない)母音、またはL」

上の音声の center と mental、この公式にあてはまっていることを確認してみます。
(カタカナ表記はあくまで参考まで。)

center ⇒ cen’ner セナー nt + (アクセントのない)母音

mental ⇒ men’nal メナル nt + L
          (スペリング上は t のあとに a がきていますがこの a は発音せず。
           省エネ前の元来の発音記号は [mentl] )

このパターンでは 特に「nt + 母音」の言葉がたくさんあります。

<ひとつの単語内の省エネ>

enter ⇒ en’ner エナー
winter ⇒ win’ner ウィナー
Internet ⇒ in’nernet イナネット
international ⇒ in’nernational イナナショナル
interactive ⇒ in’neractive イナラクティヴ
interesting ⇒ in’neresting イネレスティング
into ⇒ in’noo イヌー
onto ⇒ on’noo オヌー
twenty⇒ twen’ny トゥエニ
percentage ⇒ percen’nage  パーセネージ
advantage ⇒ advan’nage  アドヴァネージ 

<ふたつの単語にまたがった省エネ>

been to ⇒ been’noo ビーヌー
want to ⇒ wan’noo ワンヌー (want to⇒ワナの一歩手前の音。)
gone to ⇒ gone’noo ガンヌー

nt + (アクセントのない)母音」としたように
T に続く母音にアクセントがあれば起きません。例えば。。。

inTERn (企業や病院などのインターン)
unTIL  

T は、強くしっかり破裂させます。


N という音は粘りのある大変クセのある音です。
しかも舌先の位置が T と同じで、上の歯と歯茎の境目あたりにあります。

いっぽう N に続く T のほうはアクセントのない弱音節にあるので、
強く破裂せずにラクをしよう、という気分で 待ち受けています。

そのため、先に発音されたクセのあるN の音に T が吸収されて この省エネがおきるのです。

以上、T の省エネで最も頻繁に耳にするもの二つを取上げました。
この二つは本当にさまざまな語や、語と語のつながりにおいて登場します。


次のページでは D の省エネ発音を取上げます。

このセクションでは、数多くある省エネパターンの中から代表的なものを選び、 基本的な音声サンプルとともにご紹介しています。

さらに多くの省エネ発音を知り、音声をたっぷりと使った徹底的なリスニングの トレーニングをご希望されるかたは、こちらをご覧ください

コメント

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