多読で伸ばす直読直解力とリスニングの関係

英語のリスニング能力とは、つきつめると次の二つの能力の組合せです。1.正しい発音(学校で習う「よそ行き」発音、そして省エネ発音)を知っていて聞き取れる

2.直読直解力がある

1.は、聞こえてくる英語の音自体を認識する能力。
この能力を獲得するには、気をつけて発音しさえすれば、
自分でもネイティブの発音をそれなりに真似できることが必須です。

この点については、
「発音は大切。リスニングとの関係」
「ネイティブみたいな発音を目指すべき?」を見てください。


2.の「直読直解力」とは、英語を英語の語順で、つまり返り読みせずに、
日本語を介すことなく、スラスラと読みながら瞬時に理解していく力です。

この記事では、この直読直解力とリスニングの関係について取り上げます。

直読直解力とリスニング能力は表裏一体

ひとことで言えば、リスニングというのは、耳で行なう直読直解です。

入ってくる情報が音であるか文字であるかの違いだけです。

リスニングでも、直読直解と同じく英文を(耳に飛び込んでくる)言葉の
順番のまま理解しなければなりません。

途中で後戻りも出来ません。

一瞬でも頭の中で日本語に直していたら
その間にも相手は話し続けているので
そこから先が理解できなくなります。

聞いたら瞬時に理解しないと、だんだんと遅れをとって
そのうち後についていけなくなります。

そしてリスニングでは文字でなく音で情報が入ってくるので
上述した英語の音自体の認識作業も必要になります。

つまり、直読直解よりも脳への負荷が高い。

ですから、聞いて分かる英文のレベルは
直読直解できる英文のレベルより当然低くなります。
(ある研究によれば50%から25%レベルが下がるとされています。)

言い換えれば、直読直解できない英文を聞いて分かることはありえません。

そして直読直解できる英文のレベルが高くなればなるほど、
さらに、直読直解の速度と正確さが増せば増すほど、
リスニング能力も伸びていきます。


「読めるけど聞けない」という人がよくいますよね。

その場合、英語の音自体をきちんと認識できないので聞けないのか。

それとも、「読める」とは言っても
直読直解が出来ていない、
あるいは出来てはいても、その速度が遅すぎて、
相手の言葉についていけなくなるので聞けないのか
これを切り分けて対処する必要があります。

では、直読直解力はどうやって伸ばしていけばいいのでしょうか?

あなたのレベルにあった英文を多読することです。

リスニングを伸ばすために読むことが大切というのは
意外に感じる人もいるかも知れません。

でも、高いリスニング能力を持った人は
必ず多読で身に着けた高い直読直解力を持っています。

その点も含めて、多読に関する重要ポイントを、こちらでまとめてあります。

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